【株式会社シネマ雄】映画 のさりの島の非劇場上映解禁しました。イベント等での監督による講演も受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。


のさりの島 上映会
 




のさりの島
非劇場上映解禁
のさりの島
(C) 北白川派
2020年/日本/129分
監督:山本起也
出演:藤原季節/原知佐子
 "やさしい嘘”が生み出した、おとぎ話のような一瞬の時間
天草から“のさり”の風が、あなたの心を包み込む、やさしいひと時を届けます

“のさり”とは、いいこともそうでないことも、自分の今ある全ての境遇は、天からの授かりものとして否定せずに受け入れるという、天草の優しさの原点ともいえることば。
“のさり”の風が吹く天草で、ひょんなことから生まれる奇妙でやさしい時間。
コロナ禍により人との繋がり、生き方 が見直されるようになったいまだからこそ、「のさり」 の やさしさ、天草の持つ人間性が心に染み渡る。 “その土地に暮らす”ということの重みと、ひとの繋がり、心の交流が胸にじんわりと時を刻んでいく。
本作は2019年 ミニシアターファン の心を捉え大ヒットした 『嵐電』 (19/鈴木卓爾 )に続く北白川派の最新作 となる。 群れから離れるように「オレオレ詐欺」の旅を続ける 主人公に、 映画『 his』( 20/今泉力哉監督)、主演映画『佐々木、イン、マイマイン』( 20/内山拓也監督)にて、第 42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞、大河ドラマ『青天を衝け』( 21年)、映画『くれ なずめ』( 21年4月 29日祝・木全国公開 /松居大悟監督) など話題作への出演が続く、 今最も旬な俳優・藤原季節。 ふと“嘘”の日常に溶け込んでしまう、さまよえる若者を好演。 オレオレ詐欺の男を孫として迎え、奇妙な同居生活を送るつかみどころのないお茶目な老女役に、本作が遺作となった原知佐子。 『おくりびと』 (08/滝田洋二郎 )の小山薫堂
をプロデューサーに、 海外でも高い評価を得た『カミハテ商店』 (12)の山本起也監督がメガホンを取った
 
オレオレ詐欺を繰り返しながら放浪する青年。熊本県天草のさびれた商店街・銀天街に流れ着いた青年は、艶子という老女と出会い、彼女から将太という孫として迎えられ、一緒に暮らすようになる。温かい風呂に入り、艶子が作るおいしい料理を食べる日々を送る中、青年は地元FM局パーソナリティーの清らが企画した上映会の手伝いをすることになる。上映会に用いる往年の天草や銀天街の8ミリ映像や写真を集める青年は、艶子が持つ古い家族アルバムの中からある写真を見つける。
 


キャスト
 
藤原季節 /若い男 ・“将太” 役
1993年 1月 18日生まれ、北海道出身。
『人狼ゲーム ビーストサイド』( 14)で 本格的に俳優活動をスタート
主な 映画出演 作に『 ライチ☆光クラブ 』
(16/内藤瑛亮監督)、『ケンとカズ』 (16/小路紘史監督 )、『全員死刑』( 17/小林勇貴 監督 )、『止められるか、俺たちを』 (18/白石和彌監督 )、『 his』 (20/今泉力哉監督 )、『佐々木、イン、マイマイン』 (20/内山拓也 )など。
『くれなずめ( 21年 4月 29日 (祝・木 )全国公開 /松居大悟監督)』、 『明日の食卓 』 (21年 5月 28日 (金 ) 全国公開 /瀬々敬久 監督 )等の 公開が控えている。
第 42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞 。
 
原知佐子/山西艶子 役
1936年 1月 6日生まれ、 高知県 出身。 2020年 1月 19日逝去。
同志社大在学中の 1955年に新東宝「第4期スターレット」 に合格、翌年本名である田原知佐子で『天國はどこだ』 (56/松林宗恵監督 )に出演し本格デビューした。
23本の作品に出演するが 59年には東宝へ移籍、原知佐子と芸名を変え『女子大学生 私は勝負する』 (59/板谷紀之監督 )で初主演。
『女ばかりの夜』 (61/田中絹代監督 )、『秋立ちぬ』(60/成瀬巳喜男 監督 )、 『黒い画集 あるサラリーマンの証言』 (60/堀川弘通 監督 )、 『その場所に女ありて』 (62/鈴木英夫 監督 )など印象的な役を多く演じた。
1962年にはフリーになりテレビへも活動の場を広げた。
同年に出演したドラマ『おかあさん』で同作のディレクター実相寺昭雄監督と翌年に結婚。 1970年代には「赤いシリーズ」での強烈なイビリ役で有名となり、一連の大映ドラマに欠かせない名脇役となった。以後も映画・テレビ・舞台で活躍を続けた。



山下起也監督による講演を
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 監督 山本起也

■監督/山本起也 Yamamoto Tatsuya

1966年生まれ、静岡県出身。無名の4回戦ボクサーたちの姿を6年にわたり追った長編ドキュメンタリー映画『ジム』(03)、90歳になる実の祖母の「住み慣れた家の取り壊し」をモチーフにした第2作『ツヒノスミカ』(06)などのドキュメンタリーを発表。『ツヒノスミカ』で、スペインの国際ドキュメンタリー映画祭 PUNTO DE VISTA ジャン・ヴィゴ賞(最優秀監督賞)を受賞する。2012年、初の劇映画『カミハテ商店』(出演・高橋惠子 寺島進ほか)を監督。同作は島根県隠岐郡海士町の全面支援のもと撮影され、第47回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でメインコンぺ部門12作品の1本に選ばれた。京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)映画学科で、プロのスタッフと学生による映画製作プロジェクト「北白川派」を推進。『のさりの島』はその第7弾にあたる。 









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